釣りバカ日誌17 あとは能登なれ ハマとなれ! 桜咲く春のシーンから始まります。ウグイスが鳴き、「春眠暁を覚えず」でみんな眠そうにあくびをしています。鈴木建設の営業3課に再雇用制度で戻ってきた沢田弓子(石田ゆり子)が配属されます。ところが、わけありのようで、同じ営業3課のハマちゃん(西田敏行)が話を聞くと、離婚したとのこと。沢田弓子の実家は石川県の輪島。沢田弓子が能登空港から能登中央バスで輪島へ向かいます。途中、海岸沿いに立つ低山が映っていました。
鈴木建設が手がけるケアセンターの候補地として、提案したハマちゃんが輪島を訪れ、沢田弓子と会い、輪島塗のおわんをお土産にもらったりしていました。スーさんは、ハマちゃんと珠洲市でケアセンターの起工式に参加しますが、ハマちゃんは式の途中に抜け出し、海岸へクロダイ釣りに。その後は七尾市の和倉温泉へ。
今回は意外としっかり、恋愛を描いていました。離婚して再婚に足踏みする沢田弓子と、その近所に住む美術臨時講師の村井徹(大泉洋)。離婚した相手とは正反対で、酒の勢いを借りないとポロポーズもできないような男です。そこにさらに、離婚経験のある、釣り船屋「太田屋」の太田八郎(中本賢)も絡んできます。話はどんどん展開していきます。
石川県が舞台なので、ひょっとして白山も映るのかな、なんて思いましたが、それは期待外れ。主な舞台は、石川県でも能登半島なのです。
評価:72点
【監督】朝原雄三 (『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!』なども監督しています)
【脚本】山田洋次、朝原雄三
【原作】
やまさき十三 作(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載)、
北見けんいち 画
【撮影】近森眞史(ちかもり しんじ)
【音楽】信田かずお
【出演】
西田敏行(浜崎伝助 通称ハマちゃん役) (『陽はまた昇る』などにも出演しています)、
石田ゆり子(鈴木建設営業三課に再雇用された元秘書課の契約社員 沢田弓子(旧姓佐伯)役) (『解夏』などにも出演しています)、
大泉洋(おおいずみ よう)(美術の臨時講師 村井徹役) (『ガメラ2 レギオン襲来』などにも出演しています)、
中本賢(釣り船屋「太田屋」太田八郎役)、
片岡鶴太郎(沢田弓子の兄で佐伯漆器店の佐伯聖一役)、
三國連太郎(鈴木建設社長 鈴木一之助 通称スーさん役) (『飢餓海峡』などにも出演しています)、
宮崎美子(佐伯聖一の妻 加代子役)、
浅田美代子(ハマちゃんの妻 みち子役) (『釣りバカ日誌12・史上最大の有給休暇』などにも出演しています)、
松原智恵子(ホテルの女将役)、
海老瀬はな(沢田弓子の姪 佐伯千秋役)、
冨士真奈美(料亭の女将役)、
谷啓(鈴木建設営業3課 佐々木次長役)、
奈良岡朋子(スーさんの妻 久江役)、
笹野高史(スーさんの専属運転手 前原役)、
ダンディ坂野(市の職員役) (『世界の中心で、愛をさけぶ』などにも出演しています)、
益岡徹(営業三課 舟木課長役)、
中村梅雀(草森秘書課長役)、
持丸加賀(浜崎鯉太郎役)、
加藤武(鈴木建設秋山専務役) (『日本沈没』などにも出演しています)、
小野武彦(原口人事担当取締役役)、
鶴田忍(堀田常務役)、
道場六三郎(釣り人役)、
ヨネスケ(釣具屋の店主役)
【上映時間】1時間47分
【初公開日】2006年8月5日
【配給】松竹
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