まあ、サイドストーリー的ではあると思います。ラストはいかにもの泣かせ方でちょっとしらけてしまいますが、全体の出来としてはまあまあでしょう。
映画の中に山は出てきません。ただ、米沢守（六角精児）が小料理屋で、杉下右京の元妻で小料理屋の女将である宮部たまき（益戸育江）と、右京の相棒である亀山薫の妻の亀山美和子（鈴木砂羽）に「私は無意識のうちに特命係のお二人を頼ろうとしてました。でもそれじゃあいけません。これは私のヤマなのですから。」と言うシーンがありました。つまりこじつけです。ただ、学生時代、試験の前にワンダーフォーゲル部仲間で集まっていたとき、一人が、「明日がヤマだな」と言ったら、それを聞き間違えた一人が「どこの山へ行くんだ」と言っていたことを思い出しました。
また、マラソン大会のスタッフが被っていた帽子にスポンサーとして「ＣＷ−Ｘ」の文字がありました。私も沢登りなどで使用したことがあります。
原作のハセベバクシンオーは、長谷部安春監督の息子のようです。監督は、この映画が公開された２ヶ月半後に亡くなっています。
キャストでは、市川染五郎、伊武雅刀、片桐はいりが光っていました。
評価：６７点
【監督】長谷部安春
【脚本】飯田武
【原作】ハセベバクシンオー 『鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜』
【撮影】上林秀樹（かんばやし ひでき）
【音楽】池頼広（いけ よしひろ）
『ドラゴンヘッド』、『昭和歌謡大全集』などの音楽も担当しています。
【主題歌】エレファントカシマシ 『絆』
【出演】
六角精児（鑑識課 米沢守役）、
萩原聖人（千束署刑事課 相原誠役） 『マークスの山』などにも出演しています、
市川染五郎（青少年防犯協会経理課長 天野達之役） 『蝉しぐれ』などにも出演しています、
伊武雅刀（いぶ まさとう）（青少年防犯協会理事長 設楽光治朗役） 『ゆれる』などにも出演しています、
片桐はいり（青少年防犯協会経理課 高橋早苗役） 『かもめ食堂』などにも出演しています、
紺野まひる（相原の元妻 真鍋知子／米沢守の元妻 米沢知子役）、
益戸育江（ますど いくえ）（右京の元妻で小料理屋「花の里」女将 宮部たまき役） 旧芸名は高樹沙耶です、
鈴木砂羽（すずき さわ）（亀山薫の妻でフリージャーナリストの亀山美和子役） 『劔岳 点の記』などにも出演しています、
水谷豊（特命係・係長 杉下右京警部役）、
寺脇康文（右京の相棒である巡査部長 亀山薫役） 『ザ・マジックアワー』などにも出演しています、
山西惇（やまにし あつし）（組織犯罪対策５課・課長 角田六郎役）、
神保悟志（刑務部人事第一課・主任監察官 大河内春樹役）、
川原和久（捜査一課巡査部長 伊丹憲一役）、
片桐竜次（刑事部長・警視長 内村完爾役）、
大谷亮介（捜査一課巡査部長 三浦信輔役）、
山中崇史（捜査一課巡査 芹沢慶二役）、
小野了（おの とおる）（刑事部参事官・警視正 中園照生役）
【上映時間】１時間４５分
【公開日】2009年3月28日
【製作】「鑑識・米沢守の事件簿」パートナーズ
テレビ朝日・東映・トライサム・小学館・朝日放送・メ〜テレ
【公式サイト】http://www.yonezawa-movie.com/
こちらで購入できます↓
amazon.co.jp「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」（DVD等）
amazon.co.jp「鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜」（原作本等）
