大分から東京へ行った妹の結婚、というちょっと重い感じもする内容ですが、そこは、「釣りバカ」シリーズ。浜ちゃんのキャラクターで、重い話も比較的軽い雰囲気で進みます。この気楽さが、見ていても力まず、娯楽として見ることができるいいところです。
社員旅行の行き先は大分。ホバークラフトとバスで目的地へ向かいます。別大国道(R10)からでしょうか、鶴見岳(1375m)が正面に見えるシーンがありました。鶴見岳は別府のシンボルとのこと。私は大分県自体、訪れたことがありませんので、いつかは由布岳や九重など登山とともに訪れてみたいところです。
高崎山も旅行のプランに入っています。もちろん、登山の対象としてではなく、サルで有名な高崎山のことです。ただ、高崎山という山もちゃんとあり、標高６２８ｍとなっています。その高崎山も映っていました。
大分県佐伯市出身で厚生課の派遣社員をしている河井波子（常盤貴子）が幹事として旅行先候補に大分を選んだのでした。そして、波子の兄（竹内力）がハマちゃんを釣り船に乗せて案内したりもします。その竹内力は、実際に佐伯市出身とのことです。
波子は、営業３課の高田大輔（山本太郎）たちと一緒に九重を訪れます。長者原からの三俣山(1745m)と硫黄山の噴煙が映されていました。
そして、波子は１年以上帰省していなかった実家に向かいます。車を運転するのは、高田大輔。そこで釣りを終えたハマちゃんと３人で戻ります。その途中で大輔が波子に告白します。
話は結婚披露宴へ。ハマちゃんがスピーチをすることになります。饒舌の浜ちゃんだから、大丈夫かと思いきや、意外とあがり症で、スピーチの内容は事前にしっかり決めておきます。ところが、直前にスピーチをした波子の上司にあたる本間総務部長（佐藤浩市）が・・・
ちなみに、佐藤浩市は、スーさん役の三國連太郎の息子ですね。
評価：６０点
【監督・原作】朝原雄三 （『釣りバカ日誌１４ お遍路大パニック！』なども監督しています）
【脚本】山田洋次、関根俊夫
【原作】作：やまさき十三、画：北見けんいち（小学館「ビッグコミックオリジナル」連載）
【撮影】近森眞史（ちかもり しんじ）
【音楽】信田かずお（のぶた かずお）
【出演】
西田敏行（営業３課の浜崎伝助 通称ハマちゃん役） （『ザ・マジックアワー』などにも出演しています）、
常盤貴子（総務部の派遣社員 河井波子役） （『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』などにも出演しています）、
山本太郎（営業３課 高田大輔役） （『バトル・ロワイアル』などにも出演しています）、
竹内力（たけうち りき）（波子の兄 河井康平役）、
佐藤浩市（本間総務部長役）、
三國連太郎（鈴木建設会長鈴木一之助 通称スーさん役）、
浅田美代子（ハマちゃんの妻浜崎みち子役）、
中本賢（釣り船屋「太田屋」太田八郎役）、
北村総一朗（大輔の父 高田靖彦役）、
中村梅雀（草森秘書課長役） （『不撓不屈』などにも出演しています）、
益岡徹（舟木課長役）、
奈良岡朋子（スーさんの妻鈴木久江役）、
鶴田忍（鈴木建設 堀田社長役） （『ひみつの花園』などにも出演しています）、
笹野高史（スーさん専用車前原運転手役）、
持丸加賀（ハマちゃんの息子 浜崎鯉太郎役）、
高田敏江（波子の母役）、
海原はるか（うなばら はるか）（胃カメラに苦しむ患者役）、
ふせえり、
マロン、
加藤満（かとう まん）
【上映時間】１時間５０分
【公開日】2008年10月25日
http://www.tsuribaka-movie.jp
こちらで購入できます↓
amazon.co.jp「釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設御一行様」（映画DVD）
