タイのチェンマイあたりでのロケも比較的長めにあり、山岳風景も映っていました。象が山道を登っていくシーンや、哲夢が滝から落ちそうになり、象に助けられるシーンもありました。エンドクレジットのバックに映る山の前景の草は枯れ色をしていました。この映像は秋のようです。タイでのロケは『アレキサンダー』などで実績のある現地プロダクションの協力により行われたようです。
『誰も知らない』で第57回カンヌ国際映画祭コンペティション部門ノミネート最優秀男優賞をカンヌ史上最年少で受賞した柳楽優弥が主演。独特の雰囲気があり、違和感を持ちつつも、結構はまり役のようでもあり、他の作品もちょっと観てみたいと思いました。演技力としてはまだこれからだとは思いますが、タイ語をしゃべったり、象に乗ったりと努力はちゃんとしていると感じました。
評価：６７点
【監督】河毛俊作
【脚本】大森寿美男
【原作】坂本小百合 『ちび象ランディと星になった少年』（文藝春秋）
主人公の実の母親です。
【撮影】高瀬比呂志
【音楽】坂本龍一
『ラストエンペラー』で、１９８７年アカデミー賞作曲賞を受賞しています。
【主題曲】「Shining Boy & Little Randy」 作曲・指揮・演奏：坂本龍一
【出演】
柳楽優弥（小川哲夢役）、
常盤貴子（哲夢の母 小川佐緒里役）、
高橋克実（哲夢の継父 小川耕介役）、
蒼井優（哲夢の恋人 村上絵美役）、
倍賞美津子（哲夢の祖母 藤沢朝子役）、
武田鉄矢（ドラマの俳優役）、
相島一之（銀行員役）、
永堀剛敏（銀行員役）、
夏木ゆたか（テレビの司会者役）、
ブラザートム（ドラマのプロデューサー役）
【製作】フジテレビジョン、東宝、Ｓ・Ｄ・Ｐ
【企画協力】市原ぞうの国
【後援】タイ王国大使館、日本動物園水族館協会、日本動物愛護協会
【配給】東宝
【上映時間】１時間５３分
２００５年作品
【公式サイト】http://www.randy-movie.com/index.html
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