そらのレストラン ２枚組のDVDを借りて、ゴールデンウィーク中の2021年5月3日から4日にかけて見ました。2枚目の特典DVDは5月5日の朝に見ました。新型コロナの外出自粛で、久しぶりに映画を見る時間が確保できたのでした。
吹雪の中の牧場へ、若い女性が一人で訪れるシーンから始まります。次のシーンはすでに子供のいる家庭です。ストーリーとは関係ない経緯のシーンなどはばっさり飛ばしていて気持ちいいです。北海道の牧場のある田舎で、周辺の仲間たちが楽しくつながっているシーンが描かれています。学生のノリに見えてしまう点はマイナスポイントでしょうか。アドリブっぽいシーンも見られます。
当たり前であった近所づきあいが、近年は、疎くなっているからでしょうか、そんな様子が描かれるだけで映画として成立しているのではないか、と感じます。楽しそうな仲間同士のつながりはうらやましい限りですが、個人的には、それだけで、物語としては物足りなさを感じました。実話を基にしているから、それ以上の物語を創作しづらくなってしまっている点はあるのかもしれません。北海道せたな町の「やまの会」がモデルであり、自然農法などに取り組んでいるところのようです。
ロケもそのせたな町。村上牧場などのようです。狩場山、カスベ岳、メップ岳が映っていました。また、毛無山、遊楽部岳方面も映っていたと思います。
『しあわせのパン』、『ぶどうのなみだ』に続く大泉洋主演の北海道企画第３弾とのことですが、残念ながら、他の２作品はまだ見ていません。機会があれば、見たいと思います。
北海道には、過去に２回、夏に行っています。１度目は、1987年の夏。富良野岳から十勝岳、美瑛岳、トムラウシ山、化雲岳、忠別岳、白雲岳、黒岳、そして、北海道最高峰の大雪山旭岳まで縦走したのでした。登山以外は何もせずにフェリーでの往復でした。
２度目は、一人旅行です。フェリーに車を載せ、敦賀から出航し、基本的に無料のキャンプ場でテント泊。食事もほとんど自炊です。夏の間はほぼ北海道にいて、利尻岳、羅臼岳などにも登りました。そして、瀬棚にも寄りました。海岸でテントを張って１泊したのでした。牧場方面へは行きませんでしたが。帰路は陸走で名古屋まで帰ってきました。いずれも大学生時代のことです。
特典DVDには、舞台挨拶などが収録されています。大泉洋らの挨拶はとても面白く楽しめます。
評価：６０点
【監督】深川栄洋（ふかがわ よしひろ）
【脚本】深川栄洋、土城温美
【企画・製作】伊藤亜由美（いとう あゆみ）
【撮影】板倉陽子
【音楽】平井真美子（ひらい まみこ）
【配給】東京テアトル
【主題歌】スカート「君がいるなら」
【出演】
大泉洋（おおいずみ よう）（牧場を営む設楽亘理役） （『清須会議』では羽柴秀吉を演じていました）、
マキタスポーツ（米・大豆農家の石村甲介役）、
岡田将生（おかだ まさき）（東京からやって来た牧羊を営む神戸陽太郎役）、
小日向文世（こひなた ふみよ）（チーズ職人の師匠 大谷雄二役） （『６９ sixty nine シクスティナイン』などにも出演しています）、
本上まなみ（ほんじょう まなみ）（亘理の妻 設楽こと絵役）、
高橋努（たかはし つとむ）（野菜農家の富永芳樹役）、
石崎ひゅーい（いしざき ひゅーい）（漁師の野添隆史役）、
眞島秀和（ましま ひでかず）（有名レストランのシェフ 朝田一行役） （『フラガール』などにも出演しています）、
風吹ジュン（ふぶき ジュン）（大谷雄二の妻 佐弥子役） （『八日目の蝉』などにも出演しています）、
安藤玉恵（あんどう たまえ）（石村美智役） （『ゆれる』などにも出演しています）、
庄野凛（しょうの りん）（亘理の娘 設楽潮莉役）、
鈴井貴之（すずい たかゆき）（役場の職員 稲熊役）（友情出演）
【上映時間】２時間６分
【初公開日】2019年1月25日こちらで購入できます↓
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