クリント・イーストウッドは、俳優としても監督としても個人的に好きな存在です。映画館で最初に見たのは、『アルカトラズからの脱出』だったと思います。その後、テレビ放映やDVDで、『アイガー・サンクション』、『トゥルー・クライム』、『ミリオンダラー・ベイビー』、『目撃』、『硫黄島からの手紙』、『父親たちの星条旗』などを見ています。たまにはずれもありますが、いいものはとてもいいです。
冒頭、口笛と、荒涼とした砂漠となだらかな山岳風景が映されます。最初は、ハリウッド周辺のアメリカ西部かと思いましたが、映画の大部分はスペインのアルメリア地方で撮影されているようです。似たような風景がスペインにもあるのでしょうか。リュウゼツランのような植物が背景に見られましたが、これも場所を特定できるほどではないかもしれません。
二人の賞金稼ぎ、モンコ（クリント・イーストウッド）と、ダグラス・モーティマー大佐（リー・ヴァン・クリーフ）が協力して、賞金がかかったエル・インディオ（ジャン・マリア・ヴォロンテ）らを狙う。顔のばれていないモンコが、一味に入り込み、銀行強盗に協力しながら、待ち伏せしているダグラス・モーティマー大佐とともに機会を狙うが、インディオ一味のあざやか過ぎる作戦に、討ち取り損ねる。作戦を変更するが、危うくダグラス・モーティマー大佐の絶体絶命のピンチをモンコが救う。最後には、命拾いしたダグラス・モーティマー大佐が賞金を放棄し、全てをモンコに渡し、去っていく。こんなストーリーです。二人の賞金稼ぎが格好いい、それにつきます。
評価：７１点
【監督】Sergio Leone セルジオ・レオーネ
【脚本】Luciano Vincenzoni ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ、Sergio Leone セルジオ・レオーネ
【撮影】Massimo Dallamano マッシモ・ダラマーノ
【音楽】Ennio Morricone エンニオ・モリコーネ
【出演】
Clint Eastwood クリント・イーストウッド（賞金稼ぎ モンコ役）、
Lee Van Cleef リー・ヴァン・クリーフ（賞金稼ぎ ダグラス・モーティマー大佐役）（『ニューヨーク１９９７』などにも出演しています）、
Gian Maria Volonte ジャン・マリア・ヴォロンテ（エル・インディオ役）、
Klaus Kinski クラウス・キンスキー（ワイルド役）（ナスターシャ・キンスキーの父です）、
Joseph Egger ヨゼフ・エッガー（地獄耳の老人役）、
Rosemary Dexter ローズマリー・デクスター（モーティマーの妹役）、
Luigi Pistilli ルイジ・ピスティッリ（グロッギー役）、
Benito Stefanelli ベニート・ステファネッリ（ヒューイ（ルーク）役）、
Roberto Camardiel ロベルト・カマルディエル（駅の店員役）、
パノス・パパドポロス（サンチョ・ペレス役）
【上映時間】２時間１２分
【製作年】1965年
【製作国】イタリア
【原題】FOR A FEW DOLLARS MORE
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