理想の女

 2015年3月29日(日)にテレビ放映されたものを録画しておき、2017年6月25日(日)にようやく見ました。どんな内容の映画か全く知らないばかりか、題名すら聞いたことがなかったのです。それで後回しにしていたのでした。

 そんな映画をなぜ録画なんかしていたかというと、スカーレット・ヨハンソンが出演していたからだと思います。もう録画したときの記憶もあまりないので、たぶんそうだろう、という程度ですが。

 スカーレット・ヨハンソンは、東京を舞台にした映画、『ロスト・イン・トランスレーション』で知ったのでした。

 原作の戯曲は、オスカー・ワイルドの『ウィンダミア卿夫人の扇』です。オスカー・ワイルドは、アイルランド出身で、1900年に亡くなっていますが、この映画の設定は、1930年の貴族社会です。

 不倫を繰り返すアーリン夫人(ヘレン・ハント)が追われるようにニューヨークからイタリアのアマルフィへ行きます。新婚のメグ(スカーレット・ヨハンソン)とロバート(マーク・アンバース)もアマルフィに。メグは、英国貴族のダーリントン卿(スティーヴン・キャンベル=モア)から口説かれます。ロバートは、アーリン夫人と出会います。

 不倫のどろどろした関係が展開されていきます。ところが、最後は愛情あふれる話で、涙もあふれてしまうのです。

 最後、飛行機で去るシーンで、背景に岩山が映っていました。

評価:72点

【監督】Mike Barker マイク・バーカー
【脚本】Howard Himelstein ハワード・ハイメルスタイン
【原作戯曲】Oscar Wilde オスカー・ワイルド 『ウィンダミア卿夫人の扇』
【撮影】Ben Seresin ベン・セレシン
【音楽】Richard Mitchell リチャード・G・ミッチェル
【出演】
 Scarlett Johansson スカーレット・ヨハンソン(メグ・ウィンダミア夫人役)『モンタナの風に抱かれて』にも出演しています)
 Helen Hunt ヘレン・ハント(ステラ・アーリン夫人役)、
 Tom Wilkinson トム・ウィルキンソン(アーリンにプロポーズする英国の大富豪 タピィ・オーガスタ卿役)『フル・モンティ』などにも出演しています)
 Stephen Campbell Moore スティーヴン・キャンベル=モア(英国貴族のダーリントン卿役)、
 Mark Umbers マーク・アンバース(メグの夫 ロバート・ウィンダミア役)、
 Mark Umbers ミレーナ・ヴコティッチ(地元社交界の中心的人物 ルッチーノ伯爵夫人役)、
 Diana Hardcastle ダイアナ・ハードキャッスル、
 Roger Hammond ロジャー・ハモンド、
 Jane How ジェーン・ハウ、
 John Standing ジョン・スタンディング、
 Giorgia Massetti ジョルジア・マセッティ

【上映時間】1時間33分
【製作年】2004年
【製作国】イギリス、スペイン、イタリア、アメリカ、ルクセンブルク
【原題】A GOOD WOMAN

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