主人公は、アナとエルサ。題名の「雪の女王」がエルサのことです。つまり、アナとエルサの物語、というわけです。アナとエルサは姉妹です。エルサが姉でアナが妹。エルサは不思議な能力を持ち、まわりを氷に変えてしまいます。その恐ろしい能力のため、部屋に閉じこもっていましたが、戴冠式の日に、ついに、民衆の前に出て、その恐ろしい能力を見られてしまい、森に逃げますが、町は夏なのに冬のようになってしまいます。
逃げた先の「ノースマウンテン」でエルサは自らこしらえた氷の宮殿に入り、一人で自由に暮らします。その道中と宮殿に入るシーンで歌われるのが、大ヒットした、『レット・イット・ゴー〜ありのままで〜』です。日本語の歌は、エルサの声を担当した松たか子が歌っています。エンドロールでも、レット・イット・ゴー〜ありのままで〜』が歌われますが、こちらは、歌唱力のある、May J.が歌っています。
キャラクターは、頭でっかちに描かれているし、冒頭ではアナが子供だったので、完全に子供向けの映画かと思いましたが、観ているうちにひきこまれ、大人でも十分楽しめることがわかりました。
ディズニーらしく、ハッピーエンドですが、原作は、アンデルセン童話『雪の女王』（THE SNOW QUEEN）です。
日本語で通して観ましたが、もちろん、ブルーレイなので、英語でも観ることができます。『Let It Go』だけ、英語にしてみました。イディナ・メンゼル の歌です。エンドロールでは、デミ・ロヴァートが歌っています。
周辺に岩が屹立している風景もなかなかですが、ザイルワークも、ちゃんと支点を雪で作ったりと、意外と雪山登山の技術がしっかり描かれています。
さらに、ブルーレイのボーナス・コンテンツでは、未公開シーンとして、絵コンテで、山男のクリストフがダブルアックスで岩を登るシーンがありました。ちゃんとアニメーション化されたシーンを見たかったです。
ボーナス・コンテンツの内容は、「短編アニメーション ミッキーのミニー救出大作戦」、「『アナと雪の女王』製作スタジオ ミュージカル・ツアー」、「原作から映画へ」、「未公開シーン」、「ミュージックビデオ」、「劇場予告編」で構成されています。
ミュージックビデオでは、デミ・ロヴァートの英語、マルティナ・ステッセルのスペイン語、同じくマルティナ・ステッセルのイタリア語、マーシャ・ミラン・ロンドーのマレーシア語の４言語の『Let It Go』が収録されています。
評価：７３点
【監督】Chris Buck クリス・バック、Jennifer Lee ジェニファー・リー
【脚本】Jennifer Lee ジェニファー・リー
【原作】Hans Christian Andersen アンデルセン "The Snow Queen" 『雪の女王』
【音楽】Christophe Beck クリストフ・ベック
【主題歌】Idina Menzel イディナ・メンゼル 『Let It Go』（作曲：Robert Lopez ロバート・ロペス、作詞：Kristen Anderson-Lopez クリステン・アンダーソン＝ロペス）
【主題歌（日本語吹替版）】May J. 『Let It Go〜ありのままで〜(エンドソング)』
【声の出演】
Kristen Bell クリステン・ベル（アナ役）、
Idina Menzel イディナ・メンゼル（雪の女王 エルサ役）、
Jonathan Groff ジョナサン・グロフ（山男のクリストフ役）、
Josh Gad ジョシュ・ギャッド（雪だるまのオラフ役）、
Santino Fontana サンティノ・フォンタナ（隣国の王子 ハンス役）、
Alan Tudyk アラン・テュディック（ウェーゼルトン公爵役）、
Ciaran Hinds キアラン・ハインズ（トロールの長老 パビー役）（『沈黙 -サイレンス-』などにも出演しています）、
Chris Williams クリス・ウィリアムズ（サウナ付き山小屋の主人 オーケン役）
【声の出演（日本語吹替版）】
神田沙也加（かんだ さやか）（アナ役）（『ドラゴンヘッド』などにも出演しています）、
松たか子（雪の女王 エルサ役）（『隠し剣 鬼の爪』などにも出演しています）、
原慎一郎（クリストフ役）、
ピエール瀧（オラフ役）（『ゆれる』などにも出演しています）、
津田英佑（つだ えいすけ）（ハンス役）、
多田野曜平（ただの ようへい）（ウェーゼルトン公爵役）、
安崎求（やすざき もとむ）（パビー役）
【上映時間】１時間４２分
【製作年】2013年
【製作国】アメリカ
【原題】FROZEN
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