大阪での研修出張が木金にあり、そのついでに翌土曜は奈良へ行くことにしました。鉄道での移動なので駅前のホテルが便利です。そこで、調べてみると、スーパーホテルが駅前にあるのに気づきました。スーパーホテルは、2011年の夏に米子駅前で初めて利用しました。そこで好印象かつ新鮮な印象を持ったので、迷わず、スーパーホテルに宿泊することを考えました。
ところが、よく見てみると、スーパーホテルが奈良駅前に２件あるのです。最初に見つけた方は安くて、駅前の道路を横断したところにあります。そしてもう１件は天然温泉付きで少し料金が高く、奈良駅前の道路も横断しない場所にあります。そして、「Lohas」の名称も付いています。スーパーホテル自体、ロハスを売りにしていると思うのですが、あえて「Lohas」を冠しているのを見て、多少料金が高くても、一度試してみたいと思いました。
７日前の１月６日に予約し、事前カード決済をしました。夕食も奈良駅周辺で食べられるだろうと思いましたが、食べログで見てみると、駅ビルにも飲食店街が見あたらないし、周辺にも気軽に入れそうな食堂があまり無さそうに思いました。そこで、夕食は天王寺駅周辺で食べることにしました。
まずは地下鉄で谷町四丁目へ行き、天王寺へ。どこで夕食をとろうか、うろうろし、18時前、ステーションプラザてんのうじ４階の冨士屋で「季節の蒸篭とそばセット（冷）」(980円)を注文しました。鶏そぼろなどを食べました。
18:30発の区間快速で、奈良まで34分です。車両はモハ221-41で、四人席。王寺から二人席に一人掛けできました。
JR奈良駅に到着し、まずはチェックインします。改札口は２階にあり、そこからそのまま１階に下りずにホテルに入ることができました。ただ、フロントは４階にあるようで、それがすぐにはわからず、ちょっと戸惑いました。
４階でエレベーターを降りると、右手がフロントでした。台帳に住所記入が不要なのは驚きでした。アパート住まいなので、住所が長く時間がかかるのが手間だと思っていたのです。適当にはしょっちゃえばいい、というのもあるかもしれませんが、ネット予約している手前、予約と違う住所を書くのも気が引けるのでした。
チェックインの手続き中に横で大声でフロントとしゃべっている人がいました。酔っ払いかどうかわかりませんが、ホテルの男性スタッフがやめるように言っていました。その後、エレベーターまで案内してくれ、もう一人がそのちょっとした騒ぎのお詫びをしてくれました。宿泊客の対応サービスはかなり気を使っているようです。私にとっては過剰とも言えるほどでした。これで宿泊費が高いなら、もう少し安くして対応面を落としてもいいと感じました。
一旦、部屋に荷物を置きにエレベーターで５階に上がります。４階まで上がってくるエレベーターとは別のエレベーターになります。エレベーターからは少し遠い552室でした。部屋の開け方は、米子駅前のスーパーホテルと同じようです。でも、すぐには思い出せなかったので、フロントで説明を受けました。すぐに思い出しました。暗証番号６桁を入力します。ただ、６桁もの番号は覚えられませんので、結局、この紙を持ち歩かなければなりません。ということは、この紙を落としたり、盗られたりしたら意味がなくなってしまいます。確かに嵩張る鍵を持ち歩く必要はありませんが、それ以上のメリットは何かあるのでしょうか。外出時にフロントは鍵を預からないので、間違い防止になったり、チェックアウト不要など、手間は省けるかもしれませんが。
すぐ近くのコンビニで念のため翌日のおにぎりなどを買っておきます。翌日の昼食をどこで食べるかは決めておらず、店に入れなかった場合の保険程度に考えていたので、２つだけ買いました。他にスナックなどは買いました。ついでにバス停も確認しておきます。
部屋に戻って、20時頃、浴場に向かいます。朝食は部屋着禁止とのことですが、風呂は部屋着でＯＫとのこと。浴衣を着て、着替えやタオルを部屋に備え付けのバスケットに入れてエレベータ−に乗ります。
風呂は、川上ミネの『眠りのピアノ』がＢＧＭとして流れていて、曲の紹介もありました。とても落ち着くいい曲です。鍵付きのロッカーがあります。中に入ると２〜３人ほどがいるようです。しかし、そのうち一人になりました。
シャワーにはボタンがついていて、ボタンで出したり止めたりできます。途中でお湯が切れて何度も押さなければ連続してお湯が出てこないことろが多いですが、これは楽でいいです。湯舟は内湯だけかと思ったら、ドアの外にもありました。まずは外に出ます。心地よい冷気です。壁はありますが、半露天のようになっているのでしょうか。ここでのんびりします。オリーブの香りでしょうか。いい香りもします。それから内湯にも入ります。浴場から出ると、「力水」という水も飲めます。
20:35頃、部屋に戻ります。部屋のドライヤーは前日宿泊したホテルルートイン大阪本町とは違って強力で髪を乾かすのに苦労しません。ゴミ箱がちゃんと分別のために一般ゴミとＰＥＴボトルなどに分けて２つあるのがいいです。ただ、洗面台などのあるバスルームがとても狭いのはつらいです。風呂には入りませんが、洗顔などで何度か出入りするのだから、もう少し出入りしやすいといいのですが。
眠れなくなってしまう緑茶ではなく、ほうじ茶が部屋に置いてあるのが嬉しいところです。さっそくお湯を沸かして飲みました。この湯沸かし器が、加湿器にもなっています。こういうのを初めて見ました。試しに使ってみます。水を入れてスイッチを入れます。それなりに水蒸気が出てきますが、効果があるのかどうか、気休め程度にしか思えませんでした。もっとも普段から加湿器など使っていないので、比較したわけではありませんが。
夜、電気を消して寝ようとすると、雑音が気になりました。まずは加湿器をオフにしました。まだ他の音が気になります。エアコンでしょうか。暖房も切りましたが、まだ音がします。換気扇でしょうか。換気扇は切らないような表示がありますので、そのままにしておきました。枕にはこだわりがあるようで、今回は備え付けのままの枕を使用しましたが、寝返りしてもよく合っていて快適でした。
部屋着は浴衣でしたが、寝るとはだけてしまうため、暖房の温度を上げてしまいました。これではエコでなくなってしまいます。
せっかく、ロハス、エコという素晴らしいコンセプトがあるのに、バスルームの出入りがしづらかったり、雑音が気になったりと、マイナス面があり、このせいで客が離れて、良いコンセプトがなくなってしまわなければいいと心配してしまいました。
6:30に起床し、7:00に朝食をとりに４階のフロントの前を通り奥へ行きます。パン、茶がゆ、ポテト、ミルクなどをとり、窓際の席に座ります。食後はコーヒーも飲みます。米子のスーパーホテルもそうでしたが、自販機のコーヒーが無料で飲めるようになっています。ここのバイキングは、パンが売りなのでしょうが、私はご飯派で、おかずもそれほどおいしいものが種類豊富にあるという感じではありませんでした。
チェックアウトは特に必要ではありませんが、荷物を預けてほしいのでフロントでお願いします。１番の札をもらいました。私が一番最初だったのでしょうか。
若草山と春日山原始林を楽しんで、15:40頃、ホテルに戻ります。預けた荷物はフロントの横に置いてありました。たくさん置いてありました。みんな、奈良観光に出かけ、荷物を受け取ってからＪＲで帰るのでしょう。そういう意味で、最適な場所には違いありません。
【施設名】スーパーホテル Lohas JR奈良駅 天然温泉『飛鳥の湯』
【泉 質】ナトリウム･カルシウム-塩化物温泉 加温・循環濾過
【源泉所】奈良県大和郡山市杉町201番1
【浴用の適応症】神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、痔疾、慢性消化器病、慢性婦人病、冷え症、健康増進、病後回復期、慢性皮膚病、疲労回復、虚弱児童、きりきず、やけど
【所在地】奈良県奈良市三条本町1番2号 ４階
【山 域】大和
【料 金】宿泊料金で入湯
【入浴可能時間】15:00〜翌朝9:30
【連絡先】TEL.0742-27-9000
【設 備】内湯、半露天風呂？
【備 品】リンスインシャンプー、ボディソープ
【アクセス】奈良駅前
【利用日】2012.1.13
【webサイト】http://www.superhotel.co.jp/s_hotels/lohasnara/
室内にある「飛鳥の湯」案内
分別のために２つあるゴミ箱
湯沸かし器兼加湿器
狭い洗面所