ニューオリエンタルホテル 温泉鉱石大浴場「銀杏の湯」

 楽天トラベル(http://travel.rakuten.co.jp/)で宿泊予約した大阪市内のホテルの大浴場です。

 会社で研修を受けることになりました。場所などは選択できます。場所は東京(八王子)と大阪。東京(八王子)へは出張で2008年に2回行ったことがあります。このうち1回は、やはり大浴場がある、マロウドイン八王子に宿泊しました。もう1回は大浴場のないホテルに宿泊しました。大阪へはかなり前に組合の中央委員をしていたときに行ったのが最後だと思います。それに、日帰り出張ばかりでした。今後も、東京出張はあるかもしれませんが、大阪出張の機会はないかもしれません。それに東京より大阪の方が近いです。ということで、場所は大阪を選択したいと考えました。そして上司の了解も得られました。

 予約はちょうど一週間前にしました。シャワー付のシングル禁煙ルーム2泊朝食付で8,400円です。楽天ポイントがあったので、3700ポイント使用し、実際には、4,700円となり、クレジットカード決済で支払いも事前に済ませておきました。獲得ポイントは80ポイントです。プラン名は、「★出張・観光・一人旅にお得◆◇【禁煙ルームプラン】温泉鉱石大浴場◇◆」となっていました。部屋のタイプは、「【シングル<シャワー付>】温泉大浴場あり(sb)×1部屋」です。部屋は11平米のようです。

 研修は朝9時からなので、無理すれば当日朝出発でもぎりぎり間に合います。でも、それではあまりにも余裕がないので、前日、仕事を終えてから出発することにしました。研修は木金の二日間です。水曜の夕方、17時頃に退社できたらいいな、と思っていましたが、仕事が片付かず、17:30頃までかかりました。

 一旦帰宅し、着がえて駅へ行こうとしました。荷物もあるし、急行がとまる駅までタクシーで行きたいと思い、タクシー会社へ電話しますが、いっぱいで1時間前後かかると言われてしまいます。仕方なく、徒歩で駅まで行くことにします。30分に1本しかない普通の出発時刻までほとんど時間がありません。早足なら間に合うでしょうか。努力はしましたが、間に合わず、次の電車に乗ります。

 乗り換えて名鉄名古屋駅まで行き、新幹線の切符を購入します。事前に少し調べましたが、ひかりがほとんどなく、のぞみが多いようです。のぞみの普通車は3両しかないようで、混みそうです。会社で認められるかどうかはわかりませんが、自腹でもいいと思い、19:58発ののぞみ391の指定席を購入することにします。できれば車内で駅弁を食べたいとも思っています。窓口がありますが、券売機でも購入できるようです。窓側の席を選択し、クレジットカードで購入しました。運賃3,260円+のぞみ指定料金2,920円で、計6,180円でした。自由席より510円高いようです(ひかりの自由席も同額)。ひかりの指定よりは200円高いようです。

 ホームに出て、車内で食べる駅弁を購入します。「名駅まんぷく弁当」(\900、924kcal)と(株)トーインの500ml麦茶(\150)を購入します。弁当は、「名古屋幕の内」との表示があり、小倉サンド風ドッグ、ソース味チキンカツ・えびフライ、鮭の西京焼き、玉子焼き、かまぼこ・あんかけ風パスタ と、名古屋めしを意識したものになっています。幕の内だから当然といえばそれまでですが、強引な寄せ集めでしかないと感じました。製造者は(株)ジェイアール東海パッセンジャーズです。麦茶は、国産六条大麦使用とあります。新幹線のマークに "TOWIN" とあります。JR系の会社のようです。

 席は二人掛けの列です。車内はほぼ半分ぐらいが埋まっています。隣の席は新大阪までずっと空席でした。新大阪着20:50。大阪市交通局の地下鉄御堂筋線で本町まで行きます。ここからホテルまで歩いてもいいのですが、中央線に乗り換えて1区先の阿波座まで行った方が歩く距離は少なくて済みそうです。料金は同額の230円です。荷物もあるので乗り換えることにします。乗り換えのホームまでの距離はそこそこあり、待ち時間もそれなりにありましたが、阿波座駅からの歩行距離はかなり短くて済みました。

 荷物があるので、まずはチェックインします。部屋は6階の614室でした。道路側ではないのでまだ静かな方でしょうか。それでも町中なので、騒音はそれなりにあります。建物や部屋は古い感じです。すぐ近くにあるホテルルートインと比べると、見た目はかなり違います。部屋はなぜか暖かくなっています。エアコンではなく、温水暖房でしょうか。静かだし、喉もあまり渇かず快適です。エアコンもありますが、暖房しか入らないようです。逆に暑いぐらいですが、窓を開ければ冷たい空気が入ってきて調整できます。TVは、20インチでそこそ大きい液晶テレビがありました。部屋には消臭スプレー「リセッシュ」も置いてありました。スリッパは畳地で履き心地はよかったです。

 トイレも狭い場所にあります。シャワー付の部屋ですが、便座との仕切りはカーテンのみです。バスタブもありません。もっとも、大浴場があるので、シャワーを使用することはないので構いませんが。洗面所の蛇口は水とお湯が別々で、使いづらいです。

 大浴場は男女入れ換え性で、チェックインしたときは、女性用になった直後の21:30頃でした。次は23:10からです。鍵をフロントに預けて外出します。翌日の研修場所の確認や昼食などで利用できそうな店を探しながら付近を散策します。本町駅は遠そうです。乗り換えて正解だと思いました。飲食店はホテル前の阪神高速16号大阪港線が高架で走る大通り沿いにはあまりなく、一本裏の狭い通りかさらにもう一本裏の少し広い通りにいくつかありました。そして、阿波座駅近くのサンクス アサノ阿波座店でお菓子やジュースを購入し(\510)、ホテルに戻りました。

 さて、23:20頃、タオル、バスタオル、着替えなどを持って、地下1階の大浴場へ向かいます。2基あるエレベーターの一方には、「天然鉱石風呂 トゴールの湯」の表示がありました。日本有数のラジウム温泉として知られる新潟県「栃尾又温泉」付近で産出される天然鉱石「トゴール・ウォームタイト」を使用しているとのこと。浴槽の湯に溶け出す有効成分が、新陳代謝を活発にし、筋肉・関節の痛み・凝りを和らげるとのことです。さらに湯質がまろやかでからだを芯から温めるともありました。

 しかし、石があるだけで、「溶け出す」量なんてどれぐらいなのでしょうか。そのあるかないかわからないような量?で、「新陳代謝を活発にし、筋肉・関節の痛み・凝りを和らげる」効果が本当にあるのでしょうか。とても疑問です。もっともその効果を信じている人などいないのかもしれませんが。もちろん、温泉とは認められないので、入湯税の支払いはありません。ちなみに、沢の水と石だけで温泉を名乗っているところでは、過去に、赤引温泉に入ったことがあります。

 タオルとバスタオルは客室から持っていくことになっていますが、予備として脱衣場にもありました。先客は1人で、1人が出た後は独占状態でした。鍵はフロントに預けるように部屋の用紙に書いてありましたが、鍵つきのロッカーもあり、それを利用します。

 湯船は3つあり、隣り合う2つは若干湯温が違うようです。ただ、お湯は一方からもう一方へ流れます。上流側には壁から滝のようにお湯が間欠的に落ちてきます。これは温泉が湧き出す自然現象を再現しているようです。深さはあまりありませんが、2つの浴槽で若干の差があるようです。もう1つは青く、水風呂のように思えて入らなかったのですが、青の洞窟をイメージした湯船とのことでした。シャンプーとコンディショナーは分かれていますが、私にとってあまり良いコンディショナーではありませんでした。寝癖がつきやすかったのです。

 綿棒があったので使わせてもらいました。ドライヤーもありましたが、部屋にもあり、部屋に戻ってからしっかり髪を乾燥させました。

 朝はバイキングです。チェックイン時に、団体客がいるので7時からの最初の方は混雑する旨、言われていましたが、あまり遅い時間にするわけにもいきません。7:20頃に1階の「レストランすみれ亭」へ行きます。すると、混雑して順番待ちのようです。そして少しだけ待った後、相席でOKとなりました。団体客は中国人でしょうか。会話が聞こえました。

 バイキングの品数はそこそこあります。ちょっと多めにとってしまいました。席につく頃には、相席でなくなっていました。オレンジジュースとホットコーヒーも飲んでからセルフサービスのため膳を下げ、部屋に戻りました。ここは外部からも700円で食べに来る人がいるようです。午後から夜にかけては2時間200円飲み放題の喫茶となるそうです。

 鍵を預けて研修場所へ向かいます。昼は研修しているビルの最上階にあるレストランで食べることができました。昼休みにも少し周辺を歩きます。本町駅まで行きましたが、結構遠いです。飲食店は多くあります。

 初日の研修は19時前に終了しました。ホテルへ帰る前に夕食とします。ただ、雨が降ってきました。すぐに入れば傘を差すことはありませんでしたが、店をいくつか物色している間に本降りになってきて、傘を出しました。2本裏の通りである国道172号線(本町通)を歩き、カレー屋に入りました。券売機があり、そこで購入するように言われました。他に客は1人のみでした。

 ホテルに戻り、大浴場へ行きます。この日は結構賑わっていました。常に数人が入れ代り立ち代りでいました。時間帯によるのでしょうか。それでも、混雑するというほどではなく、1つの湯船に二人以上が入ることはありませんでした。

 翌朝のバイキングは前日ほど混雑していませんでした。ただ、それでも空いているテーブルはほとんどない状態でした。チェックアウトし、研修を終え、神戸へ移動し、「ほてる ISAGO 神戸」に宿泊し、翌日は、摩耶山に登りました。

【施設名】ニューオリエンタルホテル 温泉鉱石大浴場「銀杏の湯」
【泉 質】ミネラル湯(人工温泉) 天然ラジウム鉱石(トゴール鉱石)
【効 能】神経痛、美容、疲労回復
(エレベータ内の表示では、神経痛・リウマチ・腰痛・肩こり・うちみ・くじき・疲労回復・冷え性・しもやけ・あせも・荒れ性・痔、とありました)
【所在地】大阪府大阪市西区西本町2-6-10
【山 域】関西
【料 金】宿泊料金で入湯
【入浴可能時間】
 月〜木
 (男性) 15:00〜21:20、23:10〜翌8:50
 (女性) 21:30〜23:00、翌9:00〜10:00
 週末・祝日・祝前日
 (男性) 15:00〜20:20、22:40〜翌8:20
 (女性) 20:30〜22:30、翌8:30〜10:00
【連絡先】TEL.06-6538-7141
【設 備】内湯(湯船2つ)、鍵つきロッカー
【備 品】シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ドライヤー、綿棒 他
【アクセス】地下鉄阿波座駅1号出口から徒歩1分 または、地下鉄本町駅24号出口から徒歩8分
【利用日】2011.2.16、2011.2.17
【webサイト】http://www.neworiental-hotel.com/

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