原作は、山崎ナオコーラ。朝日新聞土曜版でエッセイを連載したりしていました。映画自体はそれほど盛り上がりもせず、ありそうなシチュエーションで描かれていると思います。ただ、キャスティングが良いためか、まずまずの出来になっていると思います。永作博美、松山ケンイチ、蒼井優の存在感は抜群です。松山ケンイチは、『DEATH NOTE デスノート』や、『カイジ 人生逆転ゲーム』などに、蒼井優は、『花とアリス』や『フラガール』などに出演しています。
気になったのは、１シーンが必要以上に長く感じる場面があることと、主演二人の会話で、距離感が突然、近くなったりしていること。まるでアドリブをそのまま使ったような感じに思えてしまいました。
えんちゃんがみるめの家に押しかけ、強引に遊園地へ出かけます。そのシーンで、「桐生が岡遊園地」からの吾妻山が映されていました。吾妻山といっても、山形･福島県境にある吾妻連峰の吾妻山（標高2035mの日本百名山）ではなく、群馬県桐生市にある標高481mの低山です。
評価：６０点
【監督】井口奈己（いぐち なみ）
【脚本】本調有香、井口奈己
【原作】山崎ナオコーラ 「人のセックスを笑うな」（河出書房新社刊）
【撮影】鈴木昭彦
【音楽】HAKASE-SUN
【挿入歌】「ANGEL」GRATEFUL HOPE 作詞・歌：武田 カオリ、作曲：HAKASE-SUN
【エンディングテーマ曲】「MY LIFE」 作詞・作曲：砂糖伸治、歌：Mari Mari、編曲：HAKASE-SUN
【シンボルテーマ曲】「いかれたBaby」 作詞・作曲：砂糖伸治、歌：Mari Mari、編曲：HAKASE-SUN
【出演】
松山ケンイチ（学生 みるめ役）、
永作博美（リトグラフの新任教師 ユリ役）、
蒼井優（学生 えんちゃん役）、
忍成修吾（おしなり しゅうご）（堂本役）、
市川実和子（生徒役）、
藤田陽子（画家役）、
MariMari（画家役）、
あがた森魚（あがた もりお）（カメラ工房 猪熊さん役）、
温水洋一（山田先生役）、
桂 春團治（じいちゃん役）、
中谷竜（なかや りゅう）（クラスメイト役）、
高瀬尚也クラスメイト役）、
ニューマリオネット（伊原寛・千寿子）（操り人形師役）、
木村文明（映画館のお客さん役）
【上映時間】２時間１７分
【公開日】2008年1月19日
【製作】「人のセックスを笑うな」製作委員会 ハピネット、東京テアトル、WOWOW
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