リハーサルなので、あまり力は入っておらず、客もいません。それでも歌唱力は十分だし、スタッフに気配りしながら、細かい指示を自らしているマイケルは、まさしくプロフェッショナルです。普通なら見られるはずもないリハーサルの様子は、突然死があったからこそ。本番のステージではないので、大きな感動はなく、見る方も軽い気分で見ることができます。
終盤で、「アース・ソング」という歌を歌います。私は知らなかったのですが、1995年に発表され、イギリスで大ヒットした曲なのだそうです。ジャングルのような自然の映像（映像用に作られたもの）とともに、自然破壊の映像もありました。「アマゾンの現状に怒りを覚える」とも言っています。マイケルにこんな面もあったとは知りませんでした。「木が大好きだし、紅葉する葉も魅力的だ」とも。蝶も舞います。『センス・オブ・ワンダー 〜レイチェル・カーソンの贈りもの〜』にも登場する、オオカバマダラでしょうか。
ちなみに、私が一番好きなマイケル・ジャクソンの曲は、「ビート・イット」です。
評価：７１点
【監督】Kenny Ortega ケニー・オルテガ
【出演】
Michael Jackson マイケル・ジャクソン
【上映時間】１時間５１分
【製作年】2009年
【原題】This Is It
【製作国】アメリカ
こちらで購入できます↓
amazon.co.jp「This Is It」（DVD、CD、Blu-ray等）
