ミュージカルコメディ映画です。業界ものは、どうしても、内輪話というか、手前味噌的なものを感じてしまいます。まあ、この映画は、どちらかというと、ミュージカルを楽しめればいい、という感じではありますが。コメディも好きな人にはいいのかもしれませんが、アメリカンコメディは、日本ではあまり人気がないので、日本人でコメディとして楽しめる人は少ないかと思います。それでも、最近のミュージカル映画は、飽きさせずに見せてくれますので、ミュージカルとしては、そこそこ楽しめました。
失敗作を作った方が儲かるという企みに対し、ブロードウェイのプロデューサー、マックス・ビアリストックは、「西部開拓者は何と言った？」、「エベレストを前にヒラリー卿は何と言った？」、「ジョージ・ワシントンは部下をどう鼓舞した？」「その答えは知っているはず！」と歌います。それに対し、会計士のレオ・ブルームは、「彼らは何て？」とセリフを挟みます。そして、「"We can do it!" （”おれたちなら できる！”）」と答えます。でも、会計士は、「"I can't do it." （僕にはできない）」と答えます。その後、結局、二人で大コケ狙いでヒトラーを題材にしたミュージカルをプロデュースし、資金を集めます。
『キル・ビル』などに出演している、ユマ・サーマンは、英語の苦手なスウェーデン人女優ウーラを演じていますが、実際に母親はスウェーデン人とのことです。
評価：５０点
【監督】Susan Stroman スーザン・ストローマン
【脚本】Mel Brooks メル・ブルックス、Thomas Meehan トーマス・ミーハン
【撮影】John Bailey ジョン・ベイリー、Charles Minsky チャールズ・ミンスキー
【出演】
Nathan Lane ネイサン・レイン（ブロードウェイのプロデューサー マックス・ビアリストック役）、
Matthew Broderick マシュー・ブロデリック（会計士 レオ・ブルーム役）、
Uma Thurman ユマ・サーマン（スウェーデン人の女優 ウーラ役）、
Will Ferrell ウィル・フェレル（ネオ・ナチの脚本家 フランツ・リーブキン役）、
Gary Beach ゲイリー・ビーチ（ゲイの演出家 ロジャー・デ・ブリー役）、
Roger Bart ロジャー・バート（ロジャーの内縁の助手 カルメン・ギア役）、
Michael McKean マイケル・マッキーン、
Eileen Essell アイリーン・エッセル（年輩の投資家役） （『チャーリーとチョコレート工場』などにも出演しています）、
Mel Brooks メル・ブルックス （1968年版の『プロデューサーズ』の監督です）
【上映時間】２時間１４分
【製作国】アメリカ
【製作年】2005年
【原題】THE PRODUCERS
【公式サイト】
http://bd-dvd.sonypictures.jp/producers_rent/（日本）
http://www.theproducersmovie.com/（英語）
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