森の空撮映像から始まります。場所は「1999年赤道附近」。そこに大型の鳥、ギャオスが出現します。
場面は変わり、沖之鳥島近海。設定は1999年8月22日。海底にはガメラの死骸がありました。関係ないですが、私はその日、南アルプス鳳凰三山にいました。
相変わらずこのシリーズはひきつけられます。ひきつけられるのは、人類の味方であるガメラに親を殺されたという可愛い少女 比良坂綾奈（前田愛）を軸にストーリーが展開していくからでしょう。その比良坂綾奈が奈良県南明日香村でギャオスと融合してイリスとなります。
今回、破壊される都市は、東京の渋谷と京都。クライマックスは京都駅です。イリスは比良坂綾奈がいる京都駅を目指します。そして、イリスを倒しにガメラが登場します。ガメラの人間っぽいしぐさに感情移入してしまいます。
山絡みでは、「吉野山まで前進する」というセリフと、陸上自衛隊信太山駐屯地から出動する部隊のシーンがありました。また、航空自衛隊白山分屯基地のシーンもありました。
映画全体としては、残念ながらあまり高い評価を与えられません。ひきつけられるのは確かですが、盛り上がりに欠けるのです。
キャストは豪華です。あちこちでちょい役に有名人が登場します。キャンパーを演じる仲間由紀恵ですら、イリスに簡単に殺されてしまいます。
評価：７０点
【監督】金子修介
【脚本】伊藤和典、金子修介
【総指揮】徳間康快
【撮影】戸澤潤一
【音楽】大谷幸
【出演】
前田愛（ガメラを憎む少女 比良坂綾奈役）、
中山忍（鳥類学者 長峰真弓役）、
藤谷文子（草薙浅黄役）、
山咲千里（朝倉美都役）、
手塚とおる（倉田真也役）、
小山優（守部龍成役）、
安藤希（守部美雪役）、
堀江慶（日野原繁樹役）、
八嶋智人（桜井役）、
螢雪次朗（元警部補 大迫力役）、
本田博太郎（斉藤審議官役）、
川津祐介（野尻明雄役）、
前田亜季（回想の綾奈役）、
加藤博之（官房長官役）、
竹村愛美（知美役）、
藤崎安可里（早苗役）、
山口日記（夏子役）、
掛田誠（ホームレス役）、
伊藤隆大（比良坂悟役）、
仲間由紀恵（女性キャンパー役）、
伊集院光（京部駅附近の警官役）、
三田村邦彦（綾奈の父役）、
石丸謙二郎（航空総隊・先任管制官役）、
津川雅彦（航空総隊・司令役）、
松本志のぶ（ウェザーキャスター役）、
勝恵子（「サ・ワイド」女性司会者役）、
渡辺いっけい（「ザ・ワイド」プロデューサー役）、
草野仁（「サ・ワイド」司会者役）、
小沢遼子（「サ・ワイド」コメンテーター役）、
鷹西美佳（「今日の出来事」キャスター役）、
増田隆生（臨時ニュースのアナウンサー役）、
舟津宣史（臨時ニュースのアナウンサー役）、
角田久美子（臨時ニュースのアナウンサー役）、
小松みゆき（渋谷のレポーター役）、
松永二三男（臨時ニュースのアナウンサー役）、
徳井優（駐在役）、
三輪明日美（渋谷センター街の女子高生役）、
生瀬勝久（八洲海上保険応対の社員役）、
廣瀬昌亮（かいれいチーフ役）、
鴻上尚史（かいれいクルー役）、
石橋保（かいれいクルー役）、
斉藤暁（日野原の父役）、
根岸季衣（日野原の母役）、
田口トモロヲ（医師役）、
かとうかずこ（綾奈の母役）、
渡辺裕之（戦闘指揮所・連隊長役）、
上川隆也（航空総隊・コントローラー役）、
清川虹子（刀自役）
【製作】大映、徳間書店、日本テレビ放送網、博報堂、日本出版販売
【配給】東宝
【上映時間】１時間４８分
１９９９年作品
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