バスに乗るときに、運転手に聞いてもみました。すると、乳頭温泉は15時か17時で終わってしまうので、水沢温泉がお勧めとのこと。そう言われても、乳頭温泉が目的なので、あきらめきれません。バスを降りるときには、運転手から、ここ（アルパこまくさ）でも入れるよ、と教えてもいただきました。でも、第一候補はあくまで乳頭温泉です。単にブランド志向と言ってしまえばそうなのですが。
バスを降りて、まずここの温泉の受付へ行き、何時までか、と聞きました。７時までと言いかけて、今日は５時まで、と言われました（木曜は終了時刻が早いのです）。まだ少し時間があるので、あきらめきれない乳頭温泉郷へ行ってみます。大した距離ではありませんが、できるだけ急いで行きます。
休暇村の温泉は４時で受付終了とありました。とりあえず、他のところへも行ってみます。道路の終点まで行きますが、日帰り入浴可との表示は見当たりませんでした。いちいち聞くのも面倒だし、時間もあまりないので、あきらめ、アルパこまくさへ戻ります。
５００円の券を自販機で購入し、受付の人がいませんでしたが、券を入れる場所があり、そこへ入れようとすると人がやってきて、券を入れますよ、と合図して、中に入りました。
靴を履き替えて、奥へ進み、中に入ります。バスを降りてすぐの入浴でなかったためか、客はまばらです。湯舟は３つあります。まずは露天風呂に入ります。硫黄臭と白濁したお湯で、まさに温泉です。硫黄臭は、登山前から臭っていました。これなら、乳頭温泉にこだわらなくても全く問題ありません。お湯も絶え間なく湯口から入ってきます。そこは黄色く変色していました。注がれる湯量も前日に入った、かけ流しを謳う雫石プリンスホテルよりも豊富です。こちらも、声高には書いてないようですが、源泉かけ流しです。ただ、季節によっては加水・加温しているのだとか。露天風呂から田沢湖が見えるのも売りのようです。標高670mと高いところにあるので展望も一級品と言えるかもしれません。「田沢湖展望露天風呂」と謳っているだけのことはあるようです。
「じゃらん」の「人気温泉地ランキング2011 満足度全国ランキング」では、｢乳頭温泉郷・田沢湖温泉」は４位です。乳頭温泉と田沢湖温泉が一緒になっているぐらいなので、ここもその一角と考えても構わないでしょう。とにかく十分満足しました。ちなみに、１位は、野沢温泉、２位は奥飛騨温泉郷、３位は南阿蘇温泉郷です。３位の南阿蘇温泉郷には残念ながらまだ行ったことがありません。
内湯は２つあります。違いはわかりません。いずれも露天風呂に比べて湯温が高いようです。室内だからでしょうか？
「アルパこまくさ」には、自然ふれあい温泉館のほか、秋田駒ヶ岳火山防災ステーションと秋田駒ヶ岳情報センターが入ってるようです。今、駒ヶ岳に咲いている花の名前も書かれていました。入浴後はアンバサ(\120)を買いました。外は小雨が降りだしていました。
今日の宿泊は、政府登録国際観光ホテルの肩書きもある横手セントラルホテルです。前日の「ホテル ジン」で、ケータイから予約しました。チェックイン予定時刻は18:30としました。遅くともそれぐらいには到着するだろうと思ったからです。ところが、横手まで意外と距離があるようです。馴染みのない土地で、距離感がわからず、そんなに移動に時間はかからないだろうと思っていました。しかし、いざカーナビで行き先をセットすると、かなり遅れそうです。距離は72.6kmあります。途中で念のため、ホテルに、到着予定時刻が遅れることを連絡しておきます。
ところが、道路は快適に走れます。国道を通らず、広域農道が距離的にも近いようで、カーナビに従って進むと、到着予定時刻がどんどん前倒しになっていきます。結局、19時頃にチェックインできました。駐車場も広く、ホテルの目の前にはとめれませんでしたが、すぐ横にとめることができました。
チェックイン後は、部屋(623室)に荷物を置き、まず夕食です。予約は朝食のみのプランでしたが、夕食もホテルのレストランでとれそうです。レストランでメニューを見ると、「夜でもランチ」(\1,000)というのがありました。それを注文します。サラダはバイキングになっています。ドリンクも飲めます。メインのおかずは魚だけで少し物足りませんが、ランチというわけですから、納得できます。味は文句なしです。ドリンクの２杯目を勧められ、紅茶もあるというので、２杯目は紅茶を飲みました。他にも一人で夕食をとっている人が何人かいました。夕食もホテルのレストランでリーズナブルに食べられるのは嬉しいものです。
部屋に戻り、パソコンをつなぎます。前日とは違い、部屋からネット接続できます。会社のメールもチェックしておきます。
翌朝、700円の朝食バイキングをとります。宿泊プランに含めて計5,700円です。今日は充実したおかずで、牛乳、コーヒーも飲み、食べ過ぎ気味です。お米は、「秋田こまち」と表示もありました。
チェックアウトし、今日は被災地を少しだけ見てから帰路につく予定です。岩手へ行き、大船渡と陸前高田を走りました。
【温泉名】田沢湖高原温泉郷
【施設名】アルパこまくさ 自然ふれあい温泉館
【所在地】秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳2-16
【山 域】田沢湖周辺
【泉 質】単純硫黄泉 源泉掛け流し（乳頭温泉郷の山中からの引き湯で季節によっては加水・加温している）
【泉 温】59.1℃
【料 金】大人500円 小学生300円（小学生未満無料）
【利用時間】9:00〜19:00（受付18:00まで）
※休館日以外の木曜と、毎週金曜は18:00まで（受付17:00まで）
【休館日】5･9･10月：第3木曜定休、6〜8月：無休、11〜4月：毎週木曜定休 ※年末年始は無休
【連絡先】0187-46-2101
【備 品】リンスinシャンプー、ドライヤー
【アクセス】秋田駒ヶ岳の登山口となるアルパこまくさに大駐車場があります
【利用日】2011.7.7
【webサイト】http://www.heart-herb.co.jp/arupa/
アルパこまくさ
バス停