計画段階では、まず秋田駒ヶ岳に登ろうと思っていました。そして下山後、秋田県から岩手県に入り、盛岡へ行く前に雫石の温泉へ寄ってから、盛岡のホテルへ行くつもりでした。しかし、早池峰山の下調べをしていくと、こちらの方が本格的な登りとなるため、天気予報の良い７月６日に、優先的にこちらに登ろうと計画変更しました。早池峰山の方が、以前から行きたいと思っていた山でもあります。
早池峰山を下り、河原の坊駐車場から県道25号線（紫波川井線）を西に向かい、「道の駅はやちね」の自販機で100円のコカコーラ・ゼロを購入し、飲みます。炎天下の登山で、熱中症気味だったのが回復します。ここでの気温は24℃でした。
時間を少しでも短縮するため、紫波インターから東北自動車道に入ります。盛岡インターで下り、国道４６号線を西進します。葛根田川を渡り、山道を上がって、１６時半過ぎ、雫石プリンスホテルに到着します。河原の坊から車で１時間３５分、79.5kmでした。気温は23℃。雫石ゴルフ場が隣接しているようです。雫石スキー場のリフトもすぐ脇にあります。典型的なリゾートホテルという感じです。バブルの頃ならいざ知らず、不景気の今では、登山帰りの汚い格好で、プリンスホテルに入るのにも、さして勇気は要りません。
フロントで６００円を払い、右の方へ進みます。入浴券もレシートも何もありません。スタッフが途中で、マッサージの勧誘をしていましたが、断って先に進みます。
浴場は、まばらに人がいる程度です。ほとんどは宿泊客のようです。かごに着替えなどを入れて、中に入ります。大きな湯舟が一つですが、半露天となっています。湯舟には屋根がありますが、窓はなく、外に池があります。湯舟からあふれたお湯はそのまま池に注ぎます。そこには何匹もの鯉が泳いでいます。いかにも作られた自然という感じです。リゾート地っぽい感じがします。
かけ流しということは、どこからお湯が入っているのでしょうか。見ると、湯船の左右奥からちょろちょろとお湯が入っているようです。ぎりぎりかけ流し、と言ったところでしょうか。
広い湯舟には、先客が一人。脇の椅子で涼んでいました。途中は独り占めし、またそのうち一人が入ってきました。
短パンに履き替えて、盛岡へ向かいます。「ホテル ジン」は、盛岡駅の西口つまり、駅裏になります。だからでしょう、ホテル横の駐車場も何台かは確保されていて、１８時前に到着したとき、かろうじてホテルの駐車場に駐車できました。雫石プリンスホテルから34分、24.3kmでした。駐車場があって、夕食にも困らない立地条件という意味ではなかなかいいところになるかと思います。
チェックインし、６階の1607室に荷物を置き、夕食に出かけます。部屋は10平米でも窮屈さは感じませんでした。フロントで飲食店ガイドを手に入れます。駅裏にはラーメン屋などがありますが、あまり多くはないようです。盛岡駅へ向かいます。駅はホテルからすぐ隣に見えますが、距離はそこそこあります。階段で２階に上がり、駅を通り、駅前側へ抜けます。駅ビルの地下１階にフェザンという飲食店街があるようで、そこに向かいます。その中の、「ひっつみ庵」という和食店に入り、タルタルチキン定食(\1,000)を頼みました。
部屋に戻り、翌日の予定を立てます。部屋でネット接続はできないので、ケータイで、天気を確認します。問題なさそうなので、秋田駒ヶ岳へ登ることにします。そして、その後の宿泊施設をやはりケータイで探し、横手セントラルホテルを予約しました。ケータイの楽天トラベルから予約したのは初めてです。パソコンのように画面が見やすくはないので、時間はそれなりにかかった気がします。
条件として、今日の「ホテル ジン」よりは、高くてもいいので、部屋でネット接続可能なところにしました。また、温泉は、下山後、乳頭温泉郷のどこかに入るとして、ホテルに大浴場はないところにしました。
翌朝は、無料の朝食がついています。宿泊料が\4,500で、朝食付なので、贅沢は言えません。パン３種と中国粥があり、おかずはありません。豆乳を練り込んだパン１つと中国粥をいただきます。中国粥は塩味が効いていて、おいしかったです。コーヒーを飲んで、部屋に戻ります。
チェックアウトし（事前にカード決済しているので鍵を返しただけ）、県道１号から国道４６号に入り、岩手県から秋田県に入り、秋田駒ヶ岳の登山口へ向かいました。
【温泉名】雫石高倉温泉
【施設名】雫石プリンスホテル
【所在地】岩手県岩手郡雫石町高倉温泉
【山 域】雫石周辺
【料 金】大人600円、小人400円 （宿泊者は入湯税150円のみ）
【利用時間】
夏：AM5:30〜AM9:00、PM1:00〜深夜0:00
冬：AM6:00〜AM10:00、PM2:00〜深夜0:00
【泉 質】ナトリウム-塩化物、炭酸水素塩泉
【浴用効能】神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、慢性消化器病、疲労回復
【連絡先】019-693-1111
【備 品】シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ドライヤー、綿棒、櫛、スキンローション、ヘアトニック
【アクセス】盛岡インターから国道４６号線を西に進み、右折して北上し、山道の道路を上がる
【利用日】2011.7.6
【webサイト】http://www.princehotels.co.jp/shizukuishi/
雫石プリンスホテル玄関
ホテル ジン から秋田駒ヶ岳（左）と雫石高倉温泉背後の高倉山（中央右）と小高倉山（右）を見る