全体的には退屈。どうも押し付けがましいというか、レイプ裁判の現実を知ってもらおうという啓蒙的なところを感じてしまい、娯楽映画としてはあまり楽しめません。確かにレイプされるジョディ・フォスターは熱演と言えるのでしょうが、見どころはそんな程度です。ジョディ・フォスターは1988年アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。
ジョディ・フォスター主演の映画としては、『ネル』もありますが、これも一風変わった映画でした。
女性検事補を演じたケリー・マクギリスは、本作品公開時に、自身もレイプ被害者だったことを告白して話題になったそうです。
原題の、"the accused" は、「被告人」の意味です。
数少ない風景シーンで海岸と建物（刑務所）とその背後にそびえる形のいい山が映ります。ロケ地はカナダ、ブリティッシュコロンビア州のバンクーバーだそうですから、その辺りの山なのでしょうか。
評価：４９点
【監督】Jonathan Kaplan ジョナサン・カプラン
【脚本】Tom Topor トム・トポル
【撮影】Ralf Bode ラルフ・ボード
【音楽】Brad Fiedel ブラッド・フィーデル
【出演】
Jodie Foster ジョディ・フォスター（レイプ被害者 サラ役）、
Kelly McGillis ケリー・マクギリス（キャサリン検事補役）、
Bernie Coulson バーニー・コールソン（目撃者 ケン役）、
Leo Rossi レオ・ロッシ（サソリの刺青があるクリフ役）、
Ann Hearn アン・ハーン（サラの女友達 サリー役）
【製作】アメリカ
【上映時間】１時間５０分
【原題】THE ACCUSED
１９８８年作品
