山を考える 本多勝一氏の本で最初の読んだのは友人から借りた『北海道探検記』。ちょうど学生の頃で１ヶ月余り北海道へ一人旅をしに行くときに読んだ。その本質を突いた批評に強く影響を受けた。その後、『冒険と日本人』と『山を考える』を読んだ。この２冊の内容は似ていた。重複する内容もあったのではないか。『北海道探検記』ほど強烈な印象はなかった。『山を考える』は、私が読んだうちでは、彼の３冊目の本ということもあってか、『冒険と日本人』よりも印象が薄い。いずれにしても本多勝一氏の考え方が今でも私の考え方のベースになっているのは確かである。本当はもっと彼の本を読みたいとは思っているが、その後、飲食店で『朝日ジャーナル』という雑誌の記事で「貧困なる精神」をたまに読んでいた程度である。
【著者】本多勝一
【出版】朝日文庫
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