ホワイト・フィアー ドイツ・スイス合作のテレビ映画。ヨーロッパアルプスのスキーヤーで賑わう田舎町が舞台。爆破による雪崩で町を恐怖に陥れる。昔造った雪崩防護壁が町を守ってくれるかどうか。自分の子供をひき逃げされ、住民がグルになってひき逃げ犯人をかばっていると確信している雪崩事件の犯人が、自ら名乗り出て、さらに７つの時限爆弾を仕掛けたという。犯人は家族もなくなり、生きる意味をなくしている。警官の息子は父が無罪だと信じていたが・・・
映画の作りはどうみても立派とは言えない。確かに雪山の風景は本物なので、見映えはする。雪崩も爆破により、実際に起こして撮影したのだろうか、それなりに見た目はいい。しかし、雪崩に埋まった状態はいかにも撮影用に埋めただけという感じであったりする。本場の映画だったらもっと本物っぽく作り込んでほしいところ。
ストーリーも眠くなるような感じである。雪崩の恐怖を扱っているとも言えず、町の住民の確執がテーマと言った方がいいかもしれない。それとも父子関係を扱っているのだろうか。どこにピントが合っているのかよくわからない。緊迫感にも欠けている。
ロケはSwitzerland（スイス）のWallis（ヴァリス）州Blatten（ブラッテン）という小さな村だということです。
評価：４４点
【監督】Stefan Jager ステファン・イエガー
【脚本】Stefan Jager ステファン・イエガー、Oliver Keidel オリヴァー・ケイデル
【出演】
Martin Schenkel マルチン・シェンケル（Daniel Jentsch役）、
Mathias Gn?dinger マチアス・グネディンガー（Adalbert Jentsch役）、
Brigitte Beyeler（Sylvia役）
【製作国】ドイツ・スイス
【上映時間】１時間３３分
【原題】IM NAMEN DER GERECHTIGKEIT
２００１年作品