花のお江戸の釣りバカ日誌

 釣りバカ日誌シリーズの番外編で、時代劇になっています。シリーズとしては11作目となります。これが新鮮でなかなかいいのです。

 浜崎伝助(西田敏行)は独身で、妹の美津(酒井法子)と長屋暮らし。鈴木一之助(三國連太郎)は庄内藩江戸詰めの家老。庄内藩江戸詰めで仕官の募集があり、ダメモトでそれに応募する浜崎伝助。しかし、なぜか合格。釣りで知り合った鈴木一之助が家老だったのだ。そこに奥女中の小浪(黒木瞳)という未婚の女性がいた。

 ちょっと齢をとった独身男が恋をするという設定が、『男はつらいよ』と似ていて、好印象なのかもしれません。

 鈴木一之助が役を追われて、浜崎伝助、小浪、数馬(山田純大)と庄内に向かう。その途中で、山女(やまめ)釣りをしたり、月山の名前が出てきます。そしてラストは現代になり、庄内の日本海で釣りのシーン。バックに映っている山は鳥海山でしょう。

評価:69点

【監督】栗山富夫
【脚本】山田洋次、朝間義隆
【原作】やまざき十三
【撮影】藤原三郎
【音楽】和田薫
【出演】
 西田敏行(浜崎伝助役)、
 三國連太郎(鈴木一之助役)、
 黒木瞳(小浪役)、
 酒井法子(伝助の妹 美津役)、
 山田純大(数馬役)、
 谷啓、
 市川團十郎、
 中村梅雀、
 ミッキー・カーチス(仕官志願者役)、
 細川ふみえ、
 加藤武、
 竜雷太、
 小野寺昭、
 鶴田忍、
 小野武彦、
 三倉茉奈、
 三倉佳奈、
 ダチョウ倶楽部
【製作】松竹
【上映時間】1時間58分
1998年作品

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