もちろん難波康子さん役も登場します。結構いい演技をしていたと思います。変に英語を使わず、日本語でしゃべっていたのがよかった。もっともあまり英語ができない、という設定で失敗したりしているので、当然といえば当然なのかもしれませんが。Akemi Otaniという女優が演じていますが、他の映画も観てみたいところです。
原作の本『空へ』は所属する山岳会の代表から借りて途中まで読んだことがあります。原作では当然ながらもっと詳しいのですが、読んでいて退屈になってしまいました。原作よりも良くできているのは『セブン・イヤーズ・イン・チベット』同様です。
しかし、映画になっているとは『山と溪谷』2003年10月号で映画特集を読むまで知りませんでした。
もっとも劇場公開ではなく、テレビ映画だったようですから仕方ないでしょうが。
ところで、なぜ題名に「死の彷徨」とあるのだろう。これは新田次郎原作の『八甲田山 死の彷徨』の パクリではないか？ 逆にこの映画は単に『八甲田山』となっていましたが。
評価：７０点
【監督】Robert Markowitz ロバート・マーコウィッツ
【脚本】Robert J. Avrech ロバート・Ｊ・アヴレッチ
【原作】Jon Krakauer ジョン・クラカワー
【製作】Hans Proppe ハンス・プロップ、Rosalie Muskatt ロザリー・マスカット
【撮影】Neil Roach ニール・ローチ
【音楽】Lee Holdridge リー・ホルドリッジ
【出演】
Peter Horton ピーター・ホートン（Scott Fischer役）、
Christopher McDonald クリストファー・マクドナルド（Jon Krakauer役）、
Nathaniel Parker ナサニエル・パーカー（Rob Hall役）、
Richard Jenkins リチャード・ジェンキンス（Beck Weathers役）、
Tim Dutton ティム・ダットン（Andy役）、
Akemi Otani（難波康子役）、
Peter Jozef Lucas ピーター・ジョゼフ・ルーカス（Anatoli Boukreev役）、
Jeff Perry ジェフ・ペリー（Doug Hansen役）
【製作国】アメリカ
【上映時間】１時間３０分
【原題】INTO THIN AIR: DEATH ON EVEREST
１９９７年作品
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