建物の中に入り、靴をロッカーに入れ、受付へ進みます。JAF会員の割引もありますが、食事をすると、500円割引になるので、それを選び、1500円払います。そして再来年まで有効の300円割引券ももらいました。また、この日はガラガラくじもやっていたようで、やってみると、二人とも５等だったか、半額券が当たりました。こちらは年内の有効期限です。今まで1500円という値段に、行くのを躊躇しながら、いつか一度は行ってみたいと思っていたのですが、今回誘われて行ってみて、割引があるなら、思うほど高くはないのではないかと思いました。それにちょっと意外だったのは、竹千代温泉は日帰り温泉だったのです。送迎バスを見かけたりしていたので、てっきり旅館業が専門で、日帰りでも入れてもらえるという程度のものだと思っていたのでした。どうやら健康ランドに近い施設と言ったらイメージに合うのかもしれません。もっとも私は健康ランドには行ったことがないのですが。ただ、大広間があったりしますので、宴会の場所として使用されることもあるのでしょう。そういう意味では、三谷温泉などの温泉旅館に近いものがあるのかもしれません。
風呂の入口でタオルとバスタオルを渡されます。脱衣場には浴衣も置いてあります。カランは１つずつ左右に壁があり、横の人のシャワーなどが当たらないようになっています。露天風呂はそれほど広くはありませんが、夕方だったためか、それほど人もおらずゆったりと入浴できました。露天風呂の前は壁になっていますが、湯船から出て立つと壁越しに町並みや山並が見えます。湯は、いわゆる美人の湯と言われるもので、肌がつるつるします（爪はざらざらします）。
入浴後、浴衣を着て、休憩室で竹製の枕などを利用して横になり、テレビをつけると、中日×巨人戦。佳境の９回表、１対１の同点。先攻中日の攻撃で、ノーアウト１塁。ピッチャーはクルーン。連続フォアボールで１、２塁に。続くウッズは三振。そして次の中村紀がなんとバックスクリーン右へ３ラン。９回裏に岩瀬が出てきて、中継終了。安心して、隣の広間で夕食をとることに。試合はその後２点入れられ、危なかったようですが、中日の７連勝で３位が決定しクライマックスシリーズ進出を決めたのでした。
夕食は大広間で、私は「あずま丼」(\1,575)を注文。500円引きなので、\1,075を支払います。食事料金は高めに感じますが、500円引きで、普通の値段になるように感じました。同行者は生中と確かみそかつ定食を注文しました。お茶、冷水、おしぼりはセルフサービス。大広間にもテレビがありました。
夕食後は、再び脱衣場に行き、浴衣から着替えて建物を出ました。既に外は真っ暗。同行者を豊川市内の自宅まで送ってから帰宅しました。
温泉名の「竹千代」は、徳川家康の幼名です。家康が幼少の頃、修行した法蔵寺に湧き出る泉に由来するそうです。頭の「岡崎」は岡崎市で初めての天然温泉施設だからとのこと。また、施設名の「賀勝」は、日本武尊が東征した折、法蔵寺の南にある赤白の雲がたなびく山頂で、湧き出た水を飲み、「戦い我に利あり賀勝」と叫んだことに由来するそうです。温泉水も法蔵寺に湧き出る水も、元は宝飯山地に降った雨です。また、源泉名の「瑞雲乃湯」は、日本武尊が見た赤白の雲からの命名とのことです。
【温泉名】岡崎竹千代温泉（おかざきたけちよおんせん）
【施設名】湯の里 賀勝苑（がしょうえん）
【所在地】愛知県岡崎市山綱町（やまつなちょう）上中野（かみなかの）5-129
【山 域】西三河
【泉 質】ナトリウム−炭酸水素塩泉（旧重曹泉・低張性アルカリ性冷鉱泉） 療養泉
【源泉名】瑞雲乃湯
【泉 温】21.4℃（源泉）、41.5℃（使用位置）
【処理等】加温、循環ろ過装置使用、塩素系薬剤使用
【浴用適応症】神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病
【浴用禁忌症】急性疾患（特に熱のある場合）、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中（特に初期と末期）
【料 金】大人（中学生以上）１５００円、小人（５〜１２歳）５００円、幼児（０〜４歳）無料
【営業時間】午前10時〜午後11時（最終入館受付午後10時）
【休館日】毎週月曜日（祝日の場合は営業、12月・1月は無休）
【連絡先】0564-48-8000
【設 備】内風呂（バブル、ジェット、打たせ湯あり）、サウナ、水風呂、露天風呂
【備 品】シャンプーリンス、ボディソープ、ドライヤー、ティッシュペーパー、櫛、体重計、浴衣
【利用日】2008.10.4
石像は異様に見える