初恋のきた道 冒頭、帰郷する車が走るのはうっすら雪のかぶった山道である。なだらかな山並みがまるで砂漠のようである。モノクロ映像がしばらく続く。父が死に母が機を織る。話は母が若い頃、父と出会うシーンになり、カラーになる。大自然の中の村。白樺などの黄葉も鮮やか。雪景色も綺麗だ。夏や春のシーンは無かったような気がするが、これはたまたま撮影時期がそうだったのか、それとも美しい秋と冬を狙って撮影したのか。
にきびのあるチャン・ツィイーはさすがに人気だけあって可愛らしい。でも1979年生まれというから、当時20歳ぐらいだったようである。映画デビュー作で主演である。
ストーリーとしては単純なものである。直球の初恋物語。そして夫の死後も変わらぬ愛が描かれている。風景の美しさとチャン・ツィイーの可愛らしさがあるからいい映画になったと言えるのではないか。
評価：６７点
【監督】張藝謀 チャン・イーモウ
【脚本】パオ・シー
【撮影】ホウ・ヨン
【音楽】サン・パオ
【出演】
章子怡 チャン・ツィイー（チャオ・ディ（若き日の母）役）、
鄭昊 チョン・ハオ（教師ルオ・チャンユー（若き日の父）役）、
孫紅雷 スン・ホンレイ（ルオ・ユーシェン（私）役）、
チャオ・ユエリン（チャオ・ディ（老母）役）
【製作国】アメリカ、中国
【原題】我的父親母親
【英題】THE ROAD HOME
【上映時間】１時間２９分
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