リディック 評判はあまりよくなかったのですが、『トリプルＸ』で気に入ったヴィン・ディーゼルの映画ということで観てきました。評判どおり、あまりひかれるようなところはありませんでした。アクション満載なのに退屈なので、眠らないように我慢するのに必死でした。
夜と昼の温度差が激しく、昼には行動できない。たちまち焼けてしまう。岩を登っているときに日の出になり、日が当たると同時に岩が高温になり、そこに触ると火傷して水蒸気が上がってしまう。間一髪で岩陰に隠れる。
ちなみに私が、実際にクライミングで岩が熱くて素手で触れないほどになっていたことは記憶の限りはない。
映画館で『リディック』を観た翌日、ビデオで前作の『ピッチブラック』を観ました。『リディック』では高温で昼間の行動はできない設定でしたが、『ピッチブラック』は逆で、光のないところでは凶暴な生物が襲ってくる設定になっている。そんな惑星に不時着して、脱出しようとするのだが、真っ暗闇(pitch-black)の日食で、当分は陽が昇らない。いずれにしても夜に行動するわけだが、これは、ヴィン・ディーゼル演じるリディックの目が夜でも見えるという設定だからそれを生かすのは夜の行動になるのは考えてみれば当たり前です。
『ピッチブラック』の方がまだストーリーが単純でよかった。簡単に言えば、不時着して脱出するだけ。ところが続編の『リディック』では、話がややこしく、つまらない。簡単に言えば悪の手から宇宙を救う、ということなのだろうけど、なぜこんなややこしくつまらなくなってしまうのだろうか。ラストは、まだ続編を作るという主張か。でもちょっと観たくなる終わり方だった。いずれにしても１作目、２作目とも、退屈な映画には違いないのだけれど。
評価：３９点
【監督・脚本】David Twohy デヴィッド・トゥーヒー
【撮影】Hugh Johnson ヒュー・ジョンソン
【音楽】Graeme Revell グレーム・レヴェル
【出演】
Vin Diesel ヴィン・ディーゼル（リディック役）、
Judi Dench ジュディ・デンチ（エレメンタル族の使者Aereon エアリオン役）、
Colm Feore コルム・フィオーレ（ネクロモンガー族のリーダー、Lord Marshal ロード・マーシャル役）、
Thandie Newton タンディ・ニュートン（Dame Vaako デイム・ヴァーコ役）、
Nick Chinlund ニック・チンランド（Toombs トゥームズ役）、
Karl Urban カール・アーバン（ネクロモンガーの副官Vaako ヴァーコ司令官役）、
Linus Roache ライナス・ローチ（Purifier ピュリファイア役）、
Alexa Davalos アレクサ・ダヴァロス（Kyra キーラ役）、
Keith David キース・デヴィッド（Imam イマム役）
【製作国】アメリカ
【原題】THE CHRONICLES OF RIDDICK
【上映時間】１時間５８分
２００４年作品
http://www.riddick.jp/
http://www.universalpictures.com/riddick/