ただ日本映画ではなく、アメリカ映画です。ということで例に漏れず、序盤に日本の象徴、富士山が焼けた空にシルエットで登場します。
しかし、これがアメリカ映画であることによってか、この事件については、アメリカでもある程度、知れ渡っています。もっともこの映画ではなく、ニュースでも流れているでしょうから、その影響の方が大きいのかもしれませんが。そして2008年7月現在、まだ解決されていない現在進行形の事件としてたびたび話題に上がっています。
映画化されたことにより、日本人でも観ようと思えば、この先いつでも観られるわけで、この先もこの問題が忘れ去られてしまうことに対しては、ある程度の歯止めになるのかもしれません。
この事件をよく知っている日本人にしてみれば、知っていることがほとんどの映画で、それほど新鮮な場面はありませんでしたが、それでも、この映画を外国人が作ったと思うと、とてもよくできていると思います。我々日本人が知っている事件をそのまま忠実にたどっていて、変なところは全くないのです。ただ、日本のイメージとして登場する富士山などの風景や、尺八のＢＧＭなどが挿入されている程度のことはありますが。
評価：７０点
【監督・脚本・製作】Chris Sheridan クリス・シェリダン、Patty Kim パティ・キム
【製作総指揮】Jane Campion ジェーン・カンピオン
『ピアノ・レッスン』などの監督・脚本も担当しています。
【撮影・編集】Chris Sheridan クリス・シェリダン
【出演】
横田滋、横田早紀江、増元照明、横田哲也
【上映時間】１時間３０分
【製作国】アメリカ
【原題】ABDUCTION The Megumi Yokota Story
２００６年作品
【公式サイト】
http://megumi.gyao.jp/
http://www.safarimedia.net/
【Blog】http://abductionfilm.blogspot.com/
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