どんな映画だったかな？洋画？ハル・ベリーが出ているやつだっけ？（それはキャットウーマンでした）
チケットを買ってから邦画であることがわかりました。渡哲也主演か。興味なかったな、と少し後悔。映画が始まり、原作が高村薫だとわかりました。なるほど、ようやく思い出しました。それなら少し興味があります。
でも、高村薫は『マークスの山』の本を読んで、映画を観ただけ。本はそこそこでしたが、映画はだめでした。
で、映画が始まると、なんと『マークスの山』と同じ合田刑事が出てくるではないですか。雰囲気は『マークスの山』に似ています。中途半端に警察に焦点があっているのです。それが気に入らないところです。それでも、『マークスの山』よりはマシでした。
合田刑事役の徳重聡はどうなんでしょうか。ルックスは悪くないですが、合田刑事役にはちょっと無理があるような気がしました。
ラストがすっきりしないし、グリコ・森永事件から着想を得ているとのことですが、それ以上の奇抜さもありませんでした。
冒頭に出てくる山はどこなのでしょう？ 私は見てもわかりませんでしたが、やはり青森が舞台だから岩木山でしょうか？ 吹雪でかつ山頂部分に雲がかかっていて、非常に暗いイメージです。冬の青森県はやはり暗いイメージの代表になってしまうのでしょうか？
それと、ビール会社社長を誘拐し、監禁した場所が富士山の麓の設定になっていました。
評価：５２点
【監督】平山秀幸
【原作】高村薫
【脚本】鄭義信
【撮影】柴崎幸三
【出演】
渡哲也（薬屋の店主物井清三役）、
徳重聡（合田雄一郎刑事役）、
吉川晃司（半田刑事役）、
國村隼（合田刑事の元上司警視庁平瀬役）、
大杉漣（レディの父でトラック運転手の布川淳一役）、
吹越満（在日の信用金庫職員高克己役）、
加藤晴彦（旋盤工松戸役）、
長塚京三（日之出ビール社長城山恭介役）、
辰巳琢郎（日之出ビール取締役で社長の弟城山武郎役）、
岸部一徳（日之出ビール副社長白井誠一役）、
菅野美穂（武郎の娘城山佳子役）、
清水紘治（日之出ビール副社長倉田誠吾役）、
外波山文明（半田刑事の元上司役）、
矢島健一（警視庁捜査一課課長神崎役）、
斎藤千晃（車椅子のレディ役）
松重豊（総会屋役）、
谷津勲（清三の兄で元日之出ビール社員物井清二役）、
綾田俊樹（被差別部落出身の歯科医秦野浩之役）、
永岡佑（城山佳子の恋人で浩之の息子秦野孝之役）、
【上映時間】２時間１分
２００４年作品
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原作本はこちらで購入できます→ レディ・ジョーカー（高村薫）