くぬぎだいらホテル入口付近からホテルを見る
雨の中、安達太良山を下り、着替えて、岳温泉の『くぬぎだいらホテル』へ向かいます。車をとめた駐車場から県道386号線をそのまま下り、国道459号線に出た交差点をそのまま真っすぐ150mほど下るとホテルです。
駐車場は広いし、ホテルもかなり大きいです。こんな立派な温泉ホテルなのに、シングル利用できるのが嬉しい限りです。宿泊プランは、「ビジネスに最適★旅館で朝食付お手軽シングルプラン 」、部屋は、【禁煙シングルルーム【眺望なし】ウォシュレットなし】です。
チェックインし、階段で上がり、M2Fの224号室へ。部屋に入ると、しょうがのり、白桃シロップ漬、種なし干し梅がサービスで置いてありました。白桃シロップ漬は冷蔵庫に入っていました。こんなにサービスがあるなんていきなりハイレベルです。それに、部屋に入ると、エアコンがすでについていて、暑い思いをせずに済みました。細かいところまで行き届いたサービスはさすがです。ビジネスホテルではこういうことはあまりないですね。
冷蔵庫で冷えた白桃シロップ漬「福島のきらめき 白桃の収穫」はとてもおいしく、思わず売店でお土産用にいくつか購入してしまいました。部屋のサービス品は、宣伝用も兼ねているのかもしれませんが、まんまとはまったとも言えるかもしれません。でも、美味しいものがあることを知り、お土産としても購入できたわけですから、ウィンウィンと考えれば納得できます。
ただ、問題が１つ。インターネットがつながりません。温泉ホテルのようなところでインターネットを使用する人はあまりいないのかもしれません。連絡し、調べると言ってから、なかなか連絡がありません。夕食にも出かけたいところなので、こちらから連絡します。でも担当者がいないので、かけ直すとのこと。時間を確認すると、５分ほどで、と言います。
少しすると男性の技術職の方が来られました。そして接続を確認すると、すばやく、原因をつきとめました。ケーブル同士をつなぐ部品（ハブ？）の不良だろうとのこと。壁から直接つなぐ応急処置でネット接続できました。自分でもいくつか不具合がありそうなところを考え、手持ちのLANケーブルに交換したりしましたが、この方法は試さずにいたのでした。この程度のことだったら気づくべきですね。会社でもパソコンを使っている者として、ちょっと恥ずかしいかもしれません。
夕食は歩いて、『成駒』へ。先ほど通った県道386号線と国道459号線との交差点にあります。車は、キーごと車を預けて詰めて縦列駐車のため、夕食時に車を利用できないのですが、ほんの150mですから歩いて行っても全然問題ありません。この150mは、「桜坂」と呼ばれているようです。もっとも時季ではありませんが。ちなみに荷物の出し入れの場合のみナンバーを伝えてキーを返してもらえます。
ソースかつ丼が売りの店のようですが、ソースかつ丼と言えば、本場、長野県駒ケ根市で味わっているから、ここのは単なる真似だろうと思い、普通の卵とじの「煮込みかつ丼」（950円）を注文しました。でも、あとで調べてみると、どうやら福島もソースかつ丼で有名らしいです。知っていれば、ここのソースかつ丼はどうだろうと駒ケ根のソースかつ丼と食べ比べをしていたかもしれません。ということで、ソースかつ丼は翌日、福島市内の今田屋で食べることになりました。ただ、今田屋はフードコートの店舗。成駒のような専門店で味わえなかったのは残念でした。
「定番の鶏卵とじ」と書いてある通り、普通のかつ丼です。米は会津産コシヒカリとのこと。肉の味は普通でしたが、驚くのは、蓋が閉まらないほどのボリューム。登山者が安達太良山を下山後に寄る店を意識してのボリュームかな？なんて思ってしまいました。味噌汁と、きゅうりの漬物と、もやしとみつばの辛子和えか何かもついていました。モンベル会員だと温泉卵がつくらしく、たまたまその第一号の客が来店していました。地元の人も来ているようです。17時過ぎの少し早い時間でしたが、そこそこの客が入っていました。
「二本松Ｂ級グルメ」として、「安達太良カレー」があり、ここでも、「安達太良ポークカレー」（850円）というメニューがありました。安達太良高原エリアで７店舗、市街地エリアで１０店舗で提供されているようですが、各店舗で色々な味があるみたいです。カツカレー、フルーツカレー、エビカレー、さらにカレーうどん、カレーそば、カレーラーメン、カレーピザを出す店もあるようです。二本松産の新鮮な食材を使っているという共通点のみがあるのでしょうか。地元民だったら食べ比べてみたいところです。
高校野球のシーズンで、地元福島の聖光学院が１回戦を突破した記事が掲示されていました。相手は、前年の優勝校、西東京の日大三だったようです。金星ですね。
ホテルに戻り、温泉です。1Fの奥の方にあり、大浴場「月の舟」、露天風呂、薬草露天風呂があるようです。湯舟は広かったです。酸性泉で、安達太良山のくろがね小屋付近から約8kmを引き湯しているとのこと。お湯の特徴はあまり感じませんでしたが。
朝食は7〜9時に行くことになっています。1Fで、大宴会場にもなっている「ぶなの森」という大広間のような部屋ですが、テーブル席になっています。朝食バイキングは、種類も豊富で、取り過ぎないように注意しなければならないほど。温泉ホテルの朝食バイキングですから、ビジネスホテルとはレベルが違うのも当然です。ただ、白米、お粥、フォーの３種から選択し、よそってくれますが、即答できずに迷っていると、答える前から白米をよそってくれました。何か誘導されているみたいでしたが、そのまま白米にしました。もう少し考えたかったな。量もいつもよりちょっと多かったですが、そのまま食べてしまいました。フルーツも、ぶどう、パイナップルなどがありました。牛乳とみそ汁を飲んでから、最後にコーヒーを飲むのが私の定番ですが、コーヒーカップもなぜか大き目なので、少なめに注ぎ、普通の量にしました。
全体としては、大満足でした。
【温泉名】あだたら高原 岳温泉
【施設名】くぬぎだいらホテル
【泉 質】酸性泉（掛け流し、加水、加温）
【効 能】慢性皮膚病、切り傷、火傷、神経痛、美肌など
【所在地】福島県二本松市岳温泉2-8
【山 域】安達太良山周辺
【料 金】宿泊料に含まれる
日帰り入浴の場合：受付時間 12:00〜17:00 大人 1,000円、子供（小学生） 500円
受付時間 17:00〜21:00 大人 800円、子供（小学生） 400円
【利用時間】12:00〜翌1:00 および 5:00〜9:30
日帰り入浴の場合は、平日：12:00〜21:00 受付（22:00 終了）、休前日：12:00〜14:00 受付（15:00 終了） （繁忙期は利用できない場合あり）
【連絡先】TEL 0243-24-2626（代）
【アクセス】国道459号線の岳温泉交差点から山側の温泉街とは反対方向に曲がってわずかに下ったところ
【利用日】2012.8.12
【webサイト】http://www.kunugidaira.com/
部屋にあったサービス品の生姜海苔と白桃ゼリー
部屋にあったサービス品の種なし干し梅やおしぼりなど
白桃ゼリーは冷蔵庫に冷やしてあるのが憎い
岳温泉のメインロードっぽいところ
岳温泉メインロードっぽいところの角に「成駒」があります