義経と弁慶の歴史やら京都の通りの名を連ねる手毬唄などが出てきて、興味をそそられるだけでなく、勉強にもなる。義経と関係の深い鞍馬山もクライマックスなどの舞台になっている。ＴＶドラマでも楽しめるが映画ならそれ以上楽しめるのは言うまでもない。コナンと仲のいい服部平次という探偵も出てくる。コナンの過去や服部とのコンビネーション、服部の初恋の相手など、それらがしっかりと絡み、飽きさせずにクライマックスまで持ちこんでいる。推理物としてはそんなに入り組んでいないが、少年向けでもあることだし、そこに拘ることもないだろう。ちなみに十字路（クロスロード）とは京都の碁盤目の道のことである。
最後、倉木麻衣の『Time after time〜花舞う街で〜』というなかなか洗練されて格好いい主題歌に合わせて、エンドロールのときに大文字山などが映される。このときの映像はたぶん実写でしょう。
評価：７３点
【監督】こだま兼嗣
【脚本】古内一成
【原作】青山剛昌
【撮影】野村隆
【音楽】大野克夫
【主題歌】倉木麻衣 『Time after time〜花舞う街で〜』
【声】
高山みなみ（江戸川コナン）、
山崎和佳奈（毛利蘭）、
神谷明（毛利小五郎）、
堀川りょう（服部平次）、
宮村優子（遠山和葉）、
山口勝平（工藤新一）、
宮村優子（遠山和葉）、
茶風林（目暮警部）、
緒方賢一（阿笠博士）
【上映時間】１時間４７分
２００３年／”名探偵コナン”製作委員会
http://www.conan-movie.jp/