冒頭からキリマンジャロ山の映像が映される。
キリマンジャロの山頂に豹のひからびた死体があるという。
なぜ豹がそんなところにいたのか、となぞかけもある。
しかしそれはなぞかけだけである。あとは自分で考えてくれ、ということか。
当時の映画ははっきりと結論めいたことを表現しないことがよくある。
のんびりとした進行のため、行間があり、いろいろと考える時間がある。
ただし眠くなってしまう可能性もある。
この映画も最初は眠くなりそうだったが、途中からは眠気はなくなり、
いろいろと頭の中で考えながら観ることができた。
ラストも平凡だが、何かを考えようとすれば、それなりに中身があるのではないだろうか。
ただ美女を３人登場させただけ、とも言えるが・・・
評価：４８点
【監督】Henry King ヘンリー・キング
【脚本】Casey Robinson ケイシー・ロビンソン
【原作】Ernest Hemingway アーネスト・ヘミングウェイ
【撮影】Leon Shamroy レオン・シャムロイ
【音楽】Bernard Herrmann バーナード・ハーマン
【出演】
Gregory Peck グレゴリー・ペック（ハリー役）、
Ava Gardner エヴァ・ガードナー（シンシア役）、
Susan Hayward スーザン・ヘイワード（未亡人ヘレン役）、
Hildegard Knef ヒルデガルド・ネフ（リヴィエラの伯爵夫人リズ役）、
Leo G. Carroll レオ・Ｇ・キャロル、
Torin Thatcher トリン・サッチャー、
Marcel Dalio マルセル・ダリオ
【製作国】アメリカ
【原題】THE SNOWS OF KILLIMANJARO
【上映時間】１時間５４分
１９５２年作品
