私自身、花の名前を覚えるだけで精一杯という感じですが、名前を覚えるだけでは薄っぺらいものにしかならないと改めて感じました。そして、植物を体系的に覚えることの方法を少し学んだような気がします。
書き方は親しみやすく、初心者向きのような感じを受けますが、この本を読むにはある程度の知識があった方がいいかもしれません。詳しい人には当たり前のことしか書かれていないのかもしれませんが、花の名前すらあまり知らない人が読んでも頭に入らないと思います。私も、読み始めてからかなり長い期間で読み終えましたが、読み始めた頃の知識と読み終えた頃の知識には差があり、読み終える頃の方がよく理解でき、知識を吸収できたような気がするのです。ということはもう一度読めばもっと理解が進むのは確実かもしれません。でもその前にもっと基本的な本を読むべきかもしれませんが。
【著者】小野木三郎
【出版】東京新聞出版局
1994年6月27日初版
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